新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。
いつも『VIVACE』をご支援頂き、心よりお礼申し上げます。

           昨シーズン(2024秋−2025春)の活動の中で、2024年11月に堺市で催したジャズコンサートはとりわけ印象深いものになりました。
              事の始まりは、郷土の堺市でジャズコンサートをしてみようと言う発想からでした。ボストンからサクソフォーン奏者のウィル・シルヴィオを連れて行くと言うことで、旧知の地元ジャズ・ピアニスト石田美智代さんと、フルーティスト川本玉代さんが共演を快諾してくださり、錚々たる出演者は瞬く間に決まったものの、果たしてあの町の公民館での前代未聞のジャズコンサートなど可能かどうかと再考したりもしました。実際、宣伝は公民館とその周辺の児童公園の掲示板にポスターを貼るのが精一杯で、地域の人達の反応は全く予想もつきませんでした。
           しかし一抹の不安とは裏腹に当日は、なんと立ち見も出るほどの盛会になったのでした。地元のボランティアの方々や東京から駆けつけてくれたヴィヴァーチェのメンバーの協力を得て、あの公民館で見事、本格的なジャズコンサートが実現したのは奇跡のようです。驚いたことに来場者の方々のジャズに対しての関心は絶大で大変な好評をいただき、「地域の繋がり」の大切さも痛感しました。この経験は今後、音楽を通して郷土地域に貢献するという新しい指標になることと思っています。

           『VIVACE』の今シーズン(2025秋−2026春)は、ビデオプロジェクトから始まりました。2023年にピアニスト靜代・ル・ネストゥールさんによって初演されたピアノ独奏曲『Entre Noir et Blanc』(日本語題名「白と黒の間」)の録音をもとに、ピアノの内部を撮影した白黒写真の映像を重ね、音と映像を融合した新しい試みです。下記のリンクからアクセスできますので、是非ご覧ください。
https://vivaceboston.org/archives/team-updates/2554/

           さて、今シーズン後半には、『Adventures of John Manjiro(日本語題名「ジョン万次郎の冒険」〜語りとピアノの為の〜)(作曲:中谷庸子)』の作品を二度上演致します。
初回は来たる5月に、The Kaji Aso Studioにて。

日時:5月24日(日)@15:00
場所:The Kaji Aso Studio (40 St. Stephen street, Boston, MA)
出演:一色智子(語り)、城埼敦子(ピアノ)

           ボストンにあるThe Kaji Aso Studioは、故・麻生花児氏が約50年前に、日本文化をアメリカの多くの方々に親しんでもらうと言う目的で設立された、いわゆる日本文化センターです。『VIVACE』とは此の度初めての共同企画です。
           1843年5月、件のジョン万次郎が初めてアメリカに上陸したという史実から、昨年マサチューセッツ州は「5月7日は『日本の日』」と定めました。折しも「日本の日」一周年の此の5月に『ジョン万次郎の冒険』を上演できることを、非常に光栄に思っています。

           二度目の上演はフェアヘヴン (Fairhaven)で、です。フェアヘヴンはマサチューセッツ州南部の海沿いの町で、ジョン万次郎が住んでいたことで知られています。奇遇なことから、フェアヘヴン出身の女流画家スーザン・ダーウィンさんからコラボレーションの依頼を受けました。『ジョン万次郎の冒険』とモダンアートとの新しい試みです。こちらは、7月18日(土)に決定しています。

           『VIVACE』は、今年からInstagram(インスタグラム)も始めます!
また私たちの活動の中で、『LITTLE VIVACE』次世代の音楽教育のセクションをより充実させていくことも、今後の課題としています。

今年も引き続き『VIVACE』をよろしくお願い致します。
2026年が皆様にとって、希望と音楽に溢れた年になりますように。

VIVACE, INC.
中谷庸子(代表)

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